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同名ドール [フォレストアーチャー]ゆがけデータ [フォレストアーチャー]ゆがけ 限界突破データ 同名ドール [野生なる女豹の力]ゆがけ [秘密の特別応援]ゆがけ [疾走れ白銀の矢]ゆがけ [必殺必中]ゆがけ [弓道部]ゆがけ [プールサイドの思い出]ゆがけ [フォレストアーチャー]ゆがけ [ドール]ゆがけ [フォレストアーチャー]ゆがけ blankimgプラグインエラー:ご指定のファイルがありません。アップロード済みのファイルを指定してください。 データ 属性 スピード レアリティ R 最大Lv 40 コスト 10 攻撃 2200 HP 2100 MAX攻撃 3900 MAXHP 3650 リーダー効果 速さの極意スピード属性の攻撃とHPを3%アップ 秘技 無し スキル プチ・スピードオーラスピード属性のHPを小アップ セリフ 森の中での戦闘は普段よりも感覚を研ぎ澄まさなければなりません。木々の呼吸を感じて相手の動きを読むのです [フォレストアーチャー]ゆがけ 限界突破 blankimgプラグインエラー:ご指定のファイルがありません。アップロード済みのファイルを指定してください。 データ 属性 スピード レアリティ RMAX 最大Lv 50 コスト 10 攻撃 2200 HP 2100 MAX攻撃 4900 MAXHP 4650 リーダー効果 速さの極意スピード属性の攻撃とHPを3%アップ 秘技 無し スキル プチ・スピードオーラスピード属性のHPを小アップ セリフ え?これは私特製のオリジナルドリンクです。飲めばたちまち疲労回復が可能な特別品です中身ですか…?それは秘密です…
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図鑑No 0001~|0051~|0101~|0151~|0201~|0251~|0301~|0351~ ※エネミーのマジックスキルは個人的な印象です。 X mas トレントアーチャー 図鑑No 名前 属性 タイプ 移動 0107 X mas トレントアーチャー 木 弓 地上 説明 全速力で駆け抜けてくる木のバケモノのクリスマスバージョン! 家族がクリスマスツリーにされた悲しい過去を持つ。 備考
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ヴァイスリッター 【部隊名】ヴァイスリッター 【隊員】クラウン チャイム マリアン 【所属組織】ピルグリム 概要 王国を作ろうとしているピルグリム、別名白騎士。 地上に残された古城を拠点として活動している。 スノーホワイトによれば王国の民になれと迫ってくるが騎士の名に恥じぬ信頼できる人物とのこと。 マリアンを預けた先でもある。
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名前 リーゼヴァイス クラス/レベル エイリアス/30 性別/年齢 女/?(外見は16~17) 瞳/髪/肌 緑/銀髪/白 紹介 ゼーレ・シャッテンの精鋭である、童女のような雰囲気の少女。実験の影響か、様々なクリーチャー能力を持っており、特に相手の能力をコピーする《虚無の領域》は脅威。戦闘状態では半身を“可能性の闇”と呼ばれるタールのような黒い物質に変えてそれを様々な形質、状態に変化させて戦う。 どこかベルティルデやアリーシャに似た印象を持ち、彼女らとの関連が伺われる。 登場履歴 第28話「影の館」登場 アジトの最奥でPC達と激突。様々な特殊能力と魔導プログラムでPC達を苦しめるが、最後には撃破された。 第50話「密林の攻防」登場 アガルタの古代寺院に眠るレリクスを巡ってPC達と激突する。やはり彼女はチームの中では主体的に動く方では無いらしいが、エックハルトは彼女にだけは優しく語り掛けることが多い。以前に戦ったときよりエイリアスの能力がさらに進化しており、《虚無の領域》はコーラスのガーディアン特技ですらコピーしてのけた。 第60話「或る英雄の帰還」登場 ブリュンヒルデの命令で、シグルドを追おうとしたPC達の前に現れ、その足止めを図った。結果的にはテッドはじめサクセションを為したPC達の前に一蹴される形にはなったものの、その異形の力はさらに強く不気味な進化を続けている様子が伺える。 第141話「終幕への道標」登場 本人が護衛になるのかはさっぱりだが、他の2人と共にシグルドの護衛としてプルーンに同行する。エックハルトとアルトの決闘を見届けた後、デメテルのメッセンジャーとしてリリィに声をかけた。 第145話「剣の英雄戦争」登場 シグルド側として参戦。シグルドの元に向かおうとするアルトたちをゼーレ・シャッテンのメンバーと共に足止めしようとしたが、逆にティーネたちに足止めされる羽目になり退場。エックハルトがキルシェに残る事を選んだため、一緒についていく様子。まあ、難しいことは良くわからないがエックハルトと一緒にいられればそれで良さそうな、そんな雰囲気。 第148話「白のリーゼヴァイス」登場 能力を暴走させて、その身を半ばクリーチャーと化しながら戦争直後のコールドベリーを混乱の渦に叩き込む。普段の童女のような様子からは想像し難いが彼女の過去もまた陰惨なものであり、内には潜在的な破壊衝動が詰まっているために稀にこのような事態を引き起こす模様。普段はエックハルトやクリストフと一緒にいる限り安定して抑えていられるのだが、反転すると独占欲に転じて他の全てを排除するように動いてしまうというか。もっとも、普段の彼女に聞いてもそんな小難しい事に理解は示さないわけですが。 名前 コメント すべてのコメントを見る
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青年――刹那・F・セイエイは、幾何学模様が空で蠢いているアンバランスな空間の中にいた。 どうして彼はこんな奇妙な所で寝そべっているのか――。 彼は、これより以前の事を、手繰り寄せるように思い返す。 (――俺は) そう。 ある時、ある戦争の現場から――刹那は、唐突に、≪別の場所≫に呼ばれたのだった。 そして、そこで行われていたのも、また戦争であるらしかった。しかし、それ以上の事実は今考えてもまるでわからない。 表向きにはごく普通の街を装っているが、それは刹那がこれまで過ごしていた街とは明らかに別物だった。 まず、刹那は警戒心を抱きながら街を探検した。ここがどこなのか、何故こんな所に来てしまったのかはわからなかった。 やがて、遂に街角で事情を知る者と出くわした。 それが――敵兵であった。 敵兵は、長い槍をどこからか取り出し、自在に操りながら刹那の命を狙った。 必死に応戦したものの、その敵対者は人外的な戦闘能力を有していた。 不覚を取った瞬間、腹を一撃貫かれてしまった。 倒れ伏し、刹那は余裕を保ちながら歩み去っていく槍兵の背中を見て――刹那はそのまま、意識を失った。 まさしく、あれは怪物的な戦闘能力である。 その怪物との戦い、までは――覚えている。 問題は、それからである。 それから先の記憶が――この幾何学模様の空間に呑まれていた。 (俺は、死んだのか……? クッ……こんなにも、唐突に……) 明らかにここは、普通の人間がいるべき場所ではない。 天国か、地獄か、あるいは宇宙の果てか、何かもわからない――無限の奥行がある奇妙な世界。 そこで刹那は、寝そべりながら、「上」らしき場所を見上げている。 奇妙ではあったが、この少し前まで自分が渦中にあった闘争と比べると、命の獲り合いとは大きく形の異なる安堵感がそこにはあった。 さながら、母の胎内にいた時を思い返すような感覚である。 そして、このままどこかへ……深い眠りに落ちていくのだろうかと思っていた、その時である。 『――――よう、お前が俺のマスターだな』 気づけば、そこには自分を見下ろす銀色の巨人の顔があった。 その大きさは、顔一つとっても明らかに刹那の身長の倍はある――そして、それは、人の形をとっていたが、あきらかに人間ではなかった。 肌の色、それそのものが最初から青や銀を塗りこめられていて、頭の形などは妙に立体的に浮かび上がって遠くへ反り返している。 感情を取り除いたような顔だちは、喩えるならば菩薩像のようだった。 俯瞰で人間世界を見つめている神であっても、何らおかしくないような何かである。 刹那は、臆する事なく、それが一体何なのかを考えた。 (ガンダム……? いや――) かつて、刹那の前には、『ガンダム』という救いの神が舞い降りた事もあったが、それとはまた異なっている。 確かに人の顔に似せながらも表情のないその顔の堀はある種、ガンダムの横顔にもよく似ているかもしれない。 しかし、それはガンダムと呼ぶにはあまりにも生物的で、ある意味でグロテスクでもあった。 人型兵器のそれではない。 そして、何より刹那にとってガンダムとは、戦争から遠い世界へ導く一つの偶像の意味も併せ持っている。 戦争根絶の象徴としてのガンダム、救世主としてのガンダムなのだろうか。 だが、果たして彼がガンダムであるのかは、今この時にはわからなかった。 つまり、彼は人型兵器としてのガンダムでも、救世主としてのガンダムでもなさそうだと結論づけたのだった。 ……では、そこにいるのは、何なのか。 (誰なんだ? ……お前は?) 刹那は、心で問いかけた。 心で問いかければ、彼が答えを返してくれるのがわかっているようで、それはまた妙な直感だった。 覚醒しつつあった刹那の『イノベイター』としての資質が、これを可能としたのかもしれない。 『――へっ』 会話を求めると、相手は不意に少しだけ人間らしい仕草を見せた。 鼻の下を親指で弾いて拭うようなポーズで、顔を逸らすように横を向き、それからもう一度刹那の方を見やる。 彼は、刹那よりも抑揚があり、人間めいた喋り方で言った。 『俺は、ゼロ……ウルトラマンゼロだ。 ――いや、この聖杯戦争では、アーチャー……だったかな。そいつが、俺の名前だ!』 大袈裟なように、カラテの型のようなポーズをとりながら彼は云った。 しかし、刹那はそれを見て呆気に取られていた。 (ウルトラマン……ゼロ……) ウルトラマン、ゼロ。 彼はそう名乗った。『O』を超越するもの――という意味だろうか? 何故だか奇妙な因縁を感じずにはいられない。どことなく、自分を映し合わせたような声も気になった。 あるいは、このゼロという男は、本来あるべきだった自分の光の姿だったのではないかという気さえした。 そして、ゼロは、もう一つの名として、『アーチャー』とも名乗っている。 これは弓使いを意味すると考えて良いだろう。 彼が何を射込めるのかは知らないが、深い意味があるのか気がかりになった。 アーチャーは、ゆっくりとポーズを崩した。 『……しかし、危なかったな、マスター。サーヴァントが俺じゃなけりゃ、死んでたかもしれないぜ』 (ゼロ……お前は、俺が今、どうなっているのか知っているのか……?) 『……そうだな。折角だから、今置かれている状況に手身近に説明しておくぜ。 あんたは、聖杯戦争のマスターに選ばれちまったんだ』 (聖杯戦争……?) 聖杯という言葉は、なんとなく聞き覚えがあった。神話上で登場する言葉としてだ。 だが、その後に「戦争」という単語をくっ付けて見ると、それは途端に刹那の記憶を刺激し始めるのだった。 そう――聖杯という宗教の産物に、戦争という言葉を繋げた瞬間、刹那が体感してきた宗教戦争の記憶が呼び戻されていく。 あの貧しい国で、少年だった刹那が思想を植え付けられ、その為に人々を――両親さえもを殺してきた記憶を。 それ故に、聖杯戦争という言葉を聞いた時、刹那にあったのは率直な不快感であった。 聖杯戦争とは何か……考えるほどに嫌な予感がした。 アーチャーは続けた。 『――ああ、この地球で、ある魔術師たちが作り出した「なんでも願いを叶えてくれる器」ってやつさ。 セイバー、アーチャー、ランサー、キャスター、バーサーカー、アサシン、ライダー……あらゆる宇宙に存在した英霊を、アンタみたいなマスターが呼び出して、その聖杯の為に戦わせる。 そう、さっきマスターを襲ったのは、槍兵のランサーだな。 バトルステージは電脳空間……他の人間も本物の人間じゃないらしいが、マスターたちは全部人間だ。 ここで消滅しちまったら、もう戻らない。つまり――死んじまう。 ……それが一応、この聖杯戦争のルールになってるって感じだな』 (――俺とお前は、その為の兵士なのか? 俺は、その為に奴に殺されかけたのか……?) 『……まあな。だが、俺を呼べたっていうのは、不幸中の幸いだぜ。 戦争ってのは、俺にとっても不本意なんだが、まっ、呼ばれちまったモンは仕方ねえ。 マスターを活かす為にここにやって来たって事かもな。だから、俺はお前を守るつもりだぜッ!』 アーチャーは後ろ髪(尤もそんな物はないのだが)を掻くような仕草を取った。 睨むようにして刹那はアーチャーを観察した。 少し調子を変えて、アーチャーは言う。 『あ、そうだ。ただし、一応、アンタにも一つだけ忠告しとくぜ。 俺は、自分を兵士だなんて思ってない。強い奴と戦いたいって思いは、ワリとあるけどな。 それでも、弱い奴や、何の罪もない奴を傷つけるっていうのは、俺も絶対に許さねえぜッ!』 刹那は、再び、ぐっと顔を顰めた。 アーチャーの云う事に、共感に近い感情が過ったのである。 アーチャー――怪しいが、どうやら悪い奴では、ないらしい。 いや……むしろ、良い奴ではないか? 弱者を蹂躙する事は、刹那自身も戦争を通して解した最たる不快であった。 弱く未成熟な人間が利用され、戦争の道具として扱われ続けたあの遠い砂漠。 刹那自身も、かつては利用された一人であった。 (――) 刹那が聖杯に願うとすれば――それは、そんな悲劇の繰り返される『戦争』の根絶なのだが、こんな忠告を受けるという事は、聖杯戦争もまた同等の性質を持っている筈だ。 刹那の望む戦争の根絶も、やり方を一歩間違えれば、当然ながらただのテロリズムに変わる。 ソレスタルビーイングとして、それと紙一重の事を繰り返した刹那は、この聖杯戦争という在り方にもまた疑問を呈した。 そして、すぐに現れた結論は、この戦争は――ガンダムではないという事であった。 目指すところは、戦争の終結であって、戦争の参加ではない。 (――そうか。ウルトラマンゼロ、こいつも……ガンダム!) 戦争を根絶する為に聖杯を獲る、その為に戦争をする……というような矛盾を来すつもりは、刹那にはなかった。 本当に弱者や無辜の人間が狙われるリスクがあるのなら、この聖杯戦争もまた、根絶すべき戦争の一つなのだ。 それが、刹那にとってのガンダムである。 刹那は、アーチャーに、毅然とした面持ちで答えた。 (ゼロ、いや、アーチャー。聞いてくれ……俺の名は、刹那・F・セイエイだ。 ……俺はお前の云う事を、ひとまず信頼する) 『おっ、どうやら、俺の条件を飲んでくれるらしいな』 (ああ。だが、どうすれば、俺たちはこの聖杯戦争を終えられるのか……それはまだわからない。 全部、お前が助言をくれ) 『うっしゃあ! それじゃあ、一緒に……………………って、あっ!! すっかり忘れてたけど、ただ、一つだけ問題があるんだよな……どうしようかな……』 今更ながら、アーチャーはバツが悪そうに小声になった。 髪を掻き上げるように頭を触るアーチャー。 『ん? いや、他のマスターは、普通にサーヴァントを呼び出して戦わせるんだが……。 俺はどうやら、人間と同化して戦った伝説のせいで、お前の体を使わないと戦えないらしいんだ』 (どういう事だ?) 『だから、普段はお前と同化して、意識を同居させる。普段はブレスレットの中にいる事になっちまうな。 いざって時には、アンタの意思で変身して貰わないと、俺は戦えないんだ』 つまり――どうやら、身を護る為にも刹那自身がある程度、戦闘意思を持つ必要があるという事らしい。 参加者としては、二人で戦闘を展開できる他の組と違い、刹那とアーチャーは「二人の意識」を刹那の体の中で同居させなければならないのだ。 そして、いざという、時は刹那自身が戦わなければならない。 刹那はそれを受けて答えた。 (……そんな事か。普段の生活くらいは何とかなる。心配はいらない。 今のように状況がわかれば、あんな不覚は取らない筈だ) 『おっ、結構自信があるみたいじゃねえか。……じゃあ、言う通り、余計な心配はしない事にするぜ。 普段から俺とは会話が出来るから、何か聞きたい事があったら、全部聞いてくれよ』 (ああ) 『――っと、まあ、そういうワケだから、続きは現実に戻ってからにするぜ』 アーチャーの一言とともに、刹那は目を覚ました。 その後で、起き上がった刹那の体には傷はすっかり消えていた。 濁流のようになっていたはずの血だまりも全て元通りだ。 唯一、新しく表れたものと言えば――それは、左腕に現れた奇妙なブレスレットだけである。 ◆ 夕方ごろ。 刹那は、丘の上から街を見下ろしていた。 既にアーチャー――ウルトラマンゼロからある程度の情報を受けた刹那は、この街の中で特に見晴らしのよさそうな場所を探していた。 それは、実際に戦争を経験した人間の一人としての行動であった。 確実に身を守れる戦闘区域を探し、乱戦時に誘い込むなど、地の利を取っておけば可能性は広がる。 たとえ、聖杯を得る為に殺し合うつもりがないとしても。 この場所に来ると、ビルが林立する、町並みは、一日の終わりを告げるようにどこか切なくオレンジ色に光っていた――。 この目に移っている市街が、今回の戦場なのだ。 聖杯戦争を行う本来の時間は――夜は、どうやら、これから始まるらしい。 「……」 刹那・F・セイエイは、左腕のブレスレット――ウルティメイトブレスレットを見た。 アーチャーの意思は、どうやらそこに込められているらしい。 刹那のパートナーたる戦士は、本当に刹那と意識を同居しているらしく、姿を現さず、刹那にしか聞こえない声で言う。 『マスター……どうやら、近くに別のサーヴァントがいるらしいぜ。 それも――』 そう落ち着いた声で言いかけたアーチャーの言葉が全て終わる前に、刹那は警戒態勢を示した。 銃でも持っていればまた別だが、今のところそうした装備を調達できていない為、丸腰である。 それでも、今度は、先ほどのように容易く致命傷を受けるつもりはない。 第一、次に死んだとすれば――その時は、ただ脱落を果たすのみである。 刹那は、平面的に周囲を眺めた。 どこから来るのか探り出そうとしたが――敵は、思ったよりも堂々と現れた。 「ほう、こいつは驚いた。どうやら死に損なっていたらしいな……」 長い槍を肩に乗せながら、向かってくる男が一人いた。 昼間、刹那の腹を貫き殺した槍兵――それは、ランサーである。 どうやら、彼もまた、見晴らしの良い場所を探り出したらしい。 猥雑な笑みを含みながら、彼はそっと近づいてきた。 刹那は、昼間の恨みもあって、その男を睨みつけた。 「昼間のお前かッ……。 何故だ……お前は、そんなにまでして、聖杯が欲しいのか――」 「ん? まあな。 尤も、俺の願いはまだ決まっちゃいないが、これもすべてマスターの命令ってやつなんでね。 気の毒だが、敵は殺し尽くして勝ち残らなきゃならないワケさ。次はもっと念入りに殺さなきゃならねえがな」 「なるほど……そうして、お前は何人殺してきた?」 問われて、飄々とした風に、ランサーは指先で数え始めた。 しかし、数えきる事が出来ず、諦めて――下ひた笑いを見せた。 それは、ただの挑発の為のポーズだったらしい。 願いはないが――殺戮の方は、楽しいという事だと思えた。 「……ッ!」 『サイテーの野郎だぜッ!』 彼にとって、殺人とはその程度の事なのだ。 それは、ひどく戦場的な価値観でもあり、決してそのままであってはならない在り方だった。 アリー・アル・サーシェスという男の姿が、ふと刹那の中で思い出された。 このランサーは、あの男によく似ていた。 「……行くぞ、アーチャー。目標を駆逐する」 『ああッ!』 その不愉快な気持ちを発条にして飛び上がるように、刹那は左腕のブレスレットを構えた。 そこから、派手なメガネ――ウルトラゼロアイが取り出される。 彼は、ウルトラゼロアイを空中で掴みあげると、そのままそれを目元に装着した。 「――――――俺たちが…………ガンダムだッ!!!! ウルトラマンッ!!!!」 次の瞬間、刹那の姿はウルトラマンゼロへと変身していた。 これが、刹那とアーチャーとの最初の戦闘であり――彼らの『ガンダム』の始まりであった。 ---- 【CLASS】 アーチャー 【真名】 ウルトラマンゼロ@ウルトラシリーズ 【属性】 中立・善 【ステータス】 筋力A 耐久B+ 敏捷A+ 魔力C 幸運B 宝具A+ 【クラス別スキル】 対魔力 B 光の力により邪悪な力から守られている。 単独行動:- アーチャーが現界に際して、マスターの肉体を借りる必要がある。 その為、現在はマスターと一体となっており、ゼロは意識のみを「ウルトラゼロアイ」に封じられる。 これはマスターの肉体や意識を上書きする行為ではなく、マスターを宿主とした両者の同居である。 【固有スキル】 勇猛:A 強力な闘志により精神攻撃への耐性を高め、格闘攻撃力を向上させる。 光の力:A プラズマスパークと呼ばれる強大なエネルギーを体内に蓄え、強力な超能力を発揮できる。 念動能力、加速能力、破壊光線、テレパシー、生命体の浄化、回復、バリアなどの超能力を使用可能。 カラータイマー:B 魔力残量減少の危険を教えてくれる胸部のタイマー。 アーチャーがマスターと融合している間は活動時間制限はないが、ウルトラマンとして現界すると魔力消費があまりに大きく、活動に支障が出てしまう。 その為、彼が戦闘できるのは三分程度が限界である。 ただし、外部から魔力供給を受けるか、光のエネルギーをカラータイマーに授かれば戦闘を続行する事も出来なくはない。 対怪獣:B 相手のスケールに合わせて自身の身体を巨大化、あるいは縮小化するスキル。 あくまで相手のスケールを基準とする為、このスキルは英霊としての現界時は同スケールの相手と対峙した場合にしか発動できない(そして、英霊としての現界時、少なくともその相手は同じ英霊である必要がある)。 また、アーチャーの巨大化しうる限界のスケールは49メートルであり、それ以上の相手と戦う場合も49メートルまでしか巨大化できない。 逆に縮小化の場合はミクロサイズまで自らの肉体を縮小できる。 同化:A マスターの肉体に意識を同化させる事により、魔力消費を抑え、サーヴァントとしての気配も軽減するスキル。 彼もまたウルトラマンとして地球人と同化して戦った逸話を持つ為、このスキルを常時発動する事を条件に英霊として顕現している。 同化時の彼は、ウルトラゼロアイを介してマスターと会話する事が可能となっている。 一応、マスターの体力・魔力の微増という恩恵もあり、魔力供給もスムーズに行われるようになる。 【宝具】 『神を守りしバラージの盾(ウルティメイトイージス)』 ランク:A+ 種別:対人宝具 レンジ:1~? 最大捕捉:1~? 神とも言われる伝説の戦士・ウルトラマンノアより授かった白銀の盾。 盾であると同時に、鎧(ウルティメイトゼロモード)にもなり、また剣(ウルティメイトゼロソード)や弓(ファイナルウルティメイトゼロモード)にも形状を変える。 このように、かなり万能で多機能な使用方法を持っており、ゼロはこれによってセイバーとアーチャーの二つのクラス資格を有している。 普段はゼロの左腕のウルティメイトブレスレットに格納されており、必要時に顕現させる事が出来るが、この宝具は魔力消費が大きい為、長時間発動する事は不可能であり、いきなり出現させるのは極力避けた方が無難。 この宝具を用いた必殺技として、『ソードレイ・ウルティメイトゼロ』や『ファイナルウルティメイトゼロ 』などが存在する。 これを使用する際には、ウルトラマンゼロとして顕現して戦う為の残存魔力をゼロにする必要があり、正真正銘、最後の場面でしか使用が出来なくなっているという弱点がある。 特に、弓としての特性を活かしたファイナルウルティメイトゼロを使用する場合は、その照準を合わせるのに時間がかかる為、タイミングを見極めなければ使用は難しい。 その代わり、それぞれの必殺技は大抵のサーヴァントを撃破できるほどの威力がある為、いくつもの条件をクリアできればかなり有効な宝具である。 【weapon】 『ゼロスラッガー』 頭に載ってる二つのブーメラン。 要するにウルトラセブンのアイスラッガーみたいなものだが、ゼロの場合二つあり、技も色々と多い。 『ウルティメイトブレスレット』 左腕に装着されているブレスレット。 ここに『神を守りしバラージの盾(ウルティメイトイージス)』が装着されている。 【人物背景】 M78星雲光の国の戦士であり、かつて地球を守ったウルトラセブンの息子。 全盛期の姿として、5900歳当時のウルトラマンとしては若い姿で英霊化しており、精神もまた当時とほぼ同じ状態である。 ウルトラ戦士としては不良っ気のある性格で、非常に饒舌であるが、反面で当初は力に対する強い欲求を持っており、光の国の禁忌に触れかけた事もある異端的な戦士である。 とはいえ、性格的には非常に心優しく、弱者を放っておけない一面も持ち合わせており、若さと正義感を武器にした少年戦士でもある。 めっちゃ強くなっていって、「こいつウルトラ戦士最強じゃね?」ってレベルにまでインフレしたが、この聖杯戦争ではアーチャーとして現界した為、『ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国』当時くらいの強さである。 そのため、ウルトラマンゼロ→ウルティメイトゼロくらいの変身しかできない。そもそも、それより強ければどんなに魔力が強いマスターでも即死しかねないのでヤバい。 ちなみに、5900歳というのはだいたい地球人換算だと高校一年生くらい。 【サーヴァントとしての願い】 地球の平和を守る、というのが基本方針。 【基本戦術、方針、運用法】 サーヴァント自体がマスターに同化しなければならない特殊なサーヴァント。 しかも、呼び出す(変身する)際にマスターの同意が必要となる為、マスターの気絶などの事態が発生しても「マスターの護衛」を行えないのがネックである。 つまり、基本的にサーヴァントが能動的に戦闘を行う事が一切不可能であり、マスター自身が上手にピンチを切り抜けるしかないのである。 更には、顕現時も戦闘は原則として三分程度しか行えないという問題があり、呼び出した際は短期決戦が重要。 そんな諸々の問題点は、全てその高いパラメータから発揮できる戦闘能力と、マスターである刹那・F・セイエイ自身の素養にかかっている。 【マスター】 刹那・F・セイエイ@機動戦士ガンダムOO 【マスターとしての願い】 聖杯の破壊。 【weapon】 『ウルティメイトブレスレット』 アーチャーとの同化時に刹那の左腕に装着されたブレスレット。 ウルトラゼロアイが収納されており、これを目に装着すると刹那はウルトラマンゼロに変身できる。 【能力・技能】 『戦闘能力』 元々兵士であった事もあり、生身でも十二分に高い格闘能力を持つ。 武器の扱いにも長け、本来的な「戦争」の現場でも戦いをこなした経験がある。 『操縦能力』 ガンダムを操縦する操縦能力。 他にもバイクみたいなやつを操縦している描写があったので、車やバイクくらいなら何とかなるだろう。 『イノベイター』 高純度のGN粒子を浴び続けた刹那の固有能力。 精神感応・戦闘能力向上などの効果があり、これにより老化のスピードが半減する。 一応、魔術の類ではないが、スキルとして魔力回路の代替にはなる……はずだと思う。 【人物背景】 戦争根絶を目的とする団体・ソレスタルビーイングに所属するガンダムマイスター。 中東の国家・クルジス共和国の出身で、反政府ゲリラ組織「KPSA」の少年兵として洗脳され、「聖戦」に参加していた。 その際に両親を殺害した事は彼のトラウマと化している。 戦闘中、死に際に0ガンダムの武力介入によって偶然救われ、ガンダムマイスターとしてスカウトされた事から、『戦争を根絶する物』としてモビルスーツ・ガンダムを神聖視するようになる。 それ以後、自らがガンダムとなる事を一つの目的としている。 無口で不愛想に見えるが、本来は優しい性格で、それなりに人当たりの良い場面もたまに見せる。 参戦時期は、少なくとも青年期である2ndシーズン以降。その為、イノベイターとしての素養があり、魔力が皆無というわけではない。 【方針】 ガンダムとして、聖杯を破壊し、この戦争を根絶する。 無論、戦争そのものを根絶する為に他のマスターを犠牲にするつもりはないが、敵対する可能性が高い相手は駆逐する。
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ラヴァル・アーチャー(OCG) 効果モンスター 星4/炎属性/炎族/攻1000/守 200 このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。 (1):このカードが召喚に成功した場合に発動する。 このターン、自分は通常召喚に加えて1度だけ、 自分メインフェイズに「ラヴァル」モンスター1体を召喚できる。 (2):このカードが墓地に存在する場合、 自分フィールドの炎属性モンスター1体を対象として発動できる。 そのモンスターを破壊し、このカードを守備表示で特殊召喚する。 この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールドから離れた場合に除外される。 このターン、自分は炎属性モンスターしか特殊召喚できない。 ラヴァル ラヴァル補助 下級モンスター 再生 炎属性 炎属性補助 炎族
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アーチャー STATUS CLASS アーチャー マスター 主人公 真名 無銘 宝具 無限の剣製 キーワード 干将・莫邪錬鉄の英雄 対魔力D 単独行動C 心眼(偽)B KEYWORD 無限の剣製(アンリミテッド・ブレイドワークス) +... 武器ではなく一つの魔術、固有結界の名称である。 固有結界とは術者の心象世界を具現化し、一時的にせよ現実を書き換える魔術の総称。 固有結界は大禁呪と言われる特別な魔術であり、修得している者は極めて少ない。 “無限の剣製”は剣を鍛える事に特化した魔術師が生涯をかけて辿り着いた一つの極地である。 この固有結界には彼が視た“剣”の概念を持つ兵器、そのすべてが蓄積されている。 干将・莫耶(かんしょう ばくや) +... アーチャーが愛用する一対の夫婦(めおと)剣。 剣としての性能も高いが、巫術、式典用の魔術兵装としての側面も持つ。 中国は春秋時代、呉にて名を馳せた名工・干将の作の贋作らしい。 錬鉄の英雄 +... 生前、多くの武器に携わり、これを鍛え、多くの剣士・戦士を輩出した者に与えられる称号。 このアーチャーは生前、戦いではなく製造に適した人間であった証だろう。 SKILL 対魔力[D] +... 一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。 魔力避けのアミュレット程度の対魔力。 単独行動[C] +... マスターからの魔力供給を断っても自立できる能力。 ランクCなら、マスターを失っても一日の間、現界可能。 心眼(偽)[B] +... 修行・鍛錬によって培った洞察力。 窮地において自身の状況と敵の能力を冷静に把握し、その場で残された活路を導き出す戦闘論理。 SETTINGS 人物背景 +... 名前のない英雄。架空の英霊。 フェイカー。 生前、正義の体現者として人生を費やした者の末路。 この英霊の元になった人物は確かに存在するが、彼が英雄として祀られた時点でその人間の名前は人々の記憶、歴史から忘れ去られている。 彼が使用する武器は投影と呼ばれる魔術で作られたもの。 手にした剣も、スキルによって生み出す剣も、オリジナルを基本骨子から解析・再現したまがい物である。 『正義の味方』 +... 生前は聖杯戦争に参加したマスターたちと同じように、一介の魔術師だった。 遠坂凛のような万能性はないが、一つの事柄に特化した魔術回路を持っていた、らしい。 多くの人々が夢見る“正義の味方”を実践していたが、自分の力だけでは解決できない災害と向き合った時、奇跡の代償として『死後の自分』をムーンセルに売り渡した。 結果、英雄ではないサーヴァントとして、死後こうして“正義の味方”の概念として使役されている。 元になった人間、そういった過去を歩んだ人物はいるが、もはやそれは個人ではない。 この英霊は大衆が望む都合のいい「正義の味方」のカタチが、人のカタチで起動したものである。
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No.078 タイプ 属性 レア度 コスト 最大Lv HP(初期/最大) 攻撃(初期/最大) 回復(初期/最大) 進化元 進化先 進化素材 エルフアーチャー オールマイティ 水 2 3 15 27 / ?? 29 / ?? 5 / ?? なし ケンタウルス ??? 編集 スキル なし リーダースキル なし 説明 エルフのように尖った耳をしていることからエルフアーチャーとよばれているが、その正体はエルフではなく、いたずら好きの小悪魔のたぐいではないかと噂されている。物陰に隠れて放つ弓矢は、イタズラでは済まされない攻撃力だ。 モンスター図鑑に戻る コメント 名前
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登録日:2018/02/16 (月) 13 40 07 更新日:2024/02/13 Tue 18 22 43NEW! 所要時間:約 25 分で読めます ▽タグ一覧 FGO Fate GO TYPE-MOON VR しらび アーチャー ゲーマー サーヴァント セイバー メシマズ 未亡人 水着鯖 混血 真名隠しサーヴァント 節分ゲーマーレベル90 節分大将 節分女将 節度 英霊剣豪七番勝負 金元寿子 鬼 アーチャー・インフェルノ。戦働きのため、参りました。仮の名にございます。 ええ、真名ではありません。どうか、無礼をお許しください。 『Fate/Grand Order』に登場するサーヴァント。 クラスはアーチャー。1.5部『Epic of Remnant』第三章「英霊剣豪七番勝負」の主要キャラクターの一人。 身長:162cm 体重:50kg 出典:??? 地域:??? 属性:中立・中庸 ILLUST:しらび CV 金元寿子 ◆概要 ◇ステータス 筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具 C D C B A B+ ◇クラス別スキル 対魔力:B 魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。 単独行動:A マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。 ランクAならば、マスターを失っても一週間は現界可能。 狂化 E 正常な思考力を保っているが、ステータス上昇の恩恵を受けない。 ◇保有スキル 鬼種の魔 B 鬼の異能、魔性を現すスキル。天性の魔、怪力、カリスマ、魔力放出等との混合スキル。 乱戦の心得 B 敵味方入り乱れての多人数戦闘における心得、技能。 軍団を指揮する能力ではなく、軍勢の中の一騎として奮戦するための戦闘技術。 多対多、一対多の戦いに■は慣れている。 血脈励起 A 生前の■が無意識に行っていた自己暗示の一種。 サーヴァントとして現界するにあたっては、鬼種としての力を一時的に増幅させるスキルとして定義されている。 ◇宝具 ◯『????』 宝具、断片展開。私に炎を。旭の輝きを! 燃えろ! 飲み込め! 何もかも! 種別:対人宝具 ランク:B レンジ:1~12 最大補足:1人 詳細不明。 ゲーム中ではBuster単体宝具で、3Tのクリティカル発生率ダウン、5Tの火傷状態と「延焼」状態を付与する。 「延焼」は初登場の状態異常で、火傷のダメージ量が上がる。 宝具演出は弓での狙撃だが、その前に敵を投げる。 スプリガンだろうが魔神柱だろうがお構いなしである。足しか見えないグガランナすらも投げ飛ばす。 銀髪赤眼の女武者のサーヴァント。 スキルを見ても分かるように鬼種の血を引いている。しかし、真名を明かす前の彼女は一歩引いてマスターと接するためか、しばらくはその事実を隠そうとする。 「何か? 角? 頭に? いえ、何も。何もありません。ありませんのでお伝え致しません。はい」 ◇人物像 武人らしく生真面目な人物。平時は凛とした大和撫子然としている。 しかし一方で戦闘時は男性にも負けない迫力を持つ。武芸百般に秀でており、弓術の他にも剣術、槍術、馬術他多彩な武術を得意とする。 力がかなり強い。素手で殴って温泉を沸かせられる程。 一方で苦手なものに力仕事を挙げているが、これは力が強すぎて引かれてしまう為らしい。 召喚されて以降はゲームに興味を持つという一面も。 どうやら刑部姫に教えてもらったらしく、完全に廃ゲーマー一直線コースを歩みつつある。 得意なゲームはアクション系で、苦手なものはパズル系らしい。 ボードゲームやTRPGなどにも興味を示しており、お正月の体験クエストでは自分の任務を終えたと思い速攻で双六を買いに行こうとしたりしていた。 ◇ゲーム中の性能 「英霊剣豪七番勝負」に際し追加された恒常星4サーヴァント。 カード構成はB2Q1A2。アーチャーはカード構成がまちまちだが彼女はその中でも全体宝具を持つアーチャーに多いタイプ。 カード性能は並程度だが、狂化を持つためBuster性能は若干底上げされている。 スキルは茨木童子、酒呑童子と共通するカリスマと自身の宝具威力アップの複合スキル「鬼種の魔」、 自分のスター集中度を上げつつ味方のスター発生率を上げる「乱戦の心得」、 最大HP上昇効果の付いたガッツスキル「血脈励起」の3種。 宝具は上記の通り。第一スキルを使うことで火力がかなり伸びる。 総じて「スターを自分に集めて殴る」という分かりやすい使い方のサーヴァント。 しかし彼女自身はあまりスターを出せないので、味方のスター供給体制がかなり物を言う。 この点、Buster性能とクリティカル威力を強化する「英雄作成」を持ち、宝具で安定した星出しを行えるマーリンとの相性はとりわけ良い。 注意点として、鬼種の宿命なのか「魔性」特性を持つことに注意。 鬼絶対殺すウーマンから二重特攻を受ける他、意外な相手が魔性特攻宝具を持っていたりするので敵の編成には注意。 実は恒常の高レアリティアーチャーでは唯一の単体Buster宝具持ちだったりする。 ◇劇中での活躍 妖術師に召喚された「英霊剣豪」のひとり。 ぶっちゃけ、本編中の彼女はカルデアにいる彼女とはほぼ別人である。 というのも、キャスター・リンボの妖術によって生み出される「英霊剣豪」は宿業を与えられたことで根本から変質しており、 どんな人物だろうと生贄として人間を殺すことに全力を注ぐ悪鬼外道と化すためである。 具体的に例を挙げると卑劣様の禁術なんかがとても近い。 ただし、アーチャー・インフェルノの場合は宿業がうまく働かないのか、唐突に英霊剣豪としての彼女ではなく、本来の彼女が姿を表すこともある。 そんな彼女だが、本編中では常陸国を容赦なく焼き払い、返す刀で宮本武蔵のいる下総国を襲撃するもその場は撤退する。 その後、老夫婦に対して一時的に本来の彼女を取り戻したのか言葉を交わすも、直後に唐突に暴走を始める。 そう、アーチャー・インフェルノに対して宿業はむしろ「効きすぎて」いたのである。 完全に制御不能になった彼女をキャスター・リンボは見捨て、加藤段蔵に対して討伐を指示。 同じ頃但馬守に段蔵とともにアーチャー・インフェルノの討伐を指示された武蔵ちゃんとアーチャー・インフェルノは遂に二度目の対峙をする。 炎を散らして暴走する彼女、その正体は………… ※注意※ この先には『英霊剣豪七番勝負』の重大なネタバレが含まれています。 「ああ……そうですね。私は、ただの私でございます。」 我が名は巴。巴御前、などと余人に呼ばれることもありましたか。義仲様にこの身を捧げたものではありますが、今は、貴方にお仕えするサーヴァントにございます 真名:巴御前 身長:162cm 体重:50kg 出典:史実 地域:日本 属性:中立・中庸 ◇宝具 ○『真言・聖観世音菩薩(オン・アロキリヤ・ソワカ)』 種別:対人宝具 ランク:B レンジ:1~12 最大補足:1人 聖観世音菩薩、私に力を。旭の輝きを! 真言・聖観世音菩薩(オン・アロキリヤ・ソワカ)! 義仲と共に最期を迎えられなかった嘆きと悲しみが、生来の炎の能力や鬼種の怪力と相まって宝具へと昇華されたモノ。 愛する木曾義仲を供養した義仲寺の本尊たる聖観音菩薩───その真言を唱えることで「自分の中の義仲への愛」を確かめた後、 敵を掴んで投げ飛ばし、そして灼熱の矢を撃ち込み、義仲への想いを象徴する太陽に似せた魔力によってダメージを与える。 ○『滾る私の想いの一矢(ノウマク・サンマンダ・バサラダン・カン)』 種別:対人、対軍宝具 ランク:B レンジ:1~99 最大補足:1~40人 沸騰・蒸発・消滅を導く死の矢。 魔力を熱へと変換し、弓につがえた矢に炎を乗せて敵に叩きつける。矢は変哲もない(菩薩級ではあるものの)ものだが、付与された炎により威力が増加する。 魔力放出に似て非なるもの。遠隔攻撃に付与できるのが最大の相違点。 この超常の能力を、巴は「旭の将軍と呼ばれた義仲さまのお力によるもの」と言って憚らないが、恐らくは鬼の血が色濃く顕れたがゆえの、生前から有する能力であろう。 本作では真名解放は行われず、巴は通常攻撃としてこの力を用いる。 その気になれば、薙刀にも火炎を付与できる。 ◇真名:巴御前 生没年不詳。平安後期から鎌倉前期の人物。 木曾(源)義仲の便女(召使い)にして、武芸百般の達人と称された女性。 義仲とは乳兄弟の関係でもあり、間違いなく義仲の生涯で最も連れ添った人物。 義仲の妻とよく誤記されるが、巴御前は義仲の妻ではなく愛妾であった。 色白で長い髪を持つ優れた美人であると共に、一人当千の兵(つわもの)だったといい、 特に、敵兵二人の首を両脇に抱え込み、そのまま捩じ切るなどの並外れた怪力で知られる。 平氏討伐を掲げた義仲の上洛に付き従うも、やがて義仲は同じ源氏である源頼朝と対立関係になり、 頼朝から義仲討伐を命じられた源義経との戦闘で敗北し、都落ちを余儀なくされる。 巴御前は敗走する義仲に付き従うも、義経とその兄・源範頼が指揮する追討軍に徐々に追い詰められていき、 義仲に「最期の時まで女を連れていたとあっては恥」と説得された巴御前は已む無く落ち延びることを決意。 義仲の最期に立ち会うことが出来なかった巴御前はそのまま歴史の表舞台から姿を消し、その後の消息は不明だが、 出家して尼となった、もしくは頼朝に鎌倉に召された後、御家人である和田義盛に嫁いだとする伝説がある。 ただ、後者でも和田合戦で夫や子を喪って出家し、主・夫・子の菩提を弔う余生を送ったとされる。 なお、巴御前については『平家物語』やその異説本、そして『源平衰退記』など限られた文書にしか記載がなく、 鎌倉時代に成立した歴史書『吾妻鏡』や他の一次資料には、彼女については一切記述がない。 そのため、巴御前が本当に実在する人物なのか、実在したとして『平家物語』等で語られる人物像だったかについては疑問符が付く。 ともあれ、『Fate』の巴御前が抱く義仲への愛情はかなりのもので、普段は主人公に対してまるで母親のような落ち着いた接し方をするが、 好きなことを聞かれると「義仲様についてお聞きになりたいのですか? もちろん構いませんよ。何からお話いたしましょう」と完全に乙女になる。しかも声のトーンも露骨に上がる。 そこまで義仲を愛しているだけに、史実で義仲と敵対した頼朝や、彼に従って義仲を討った義経・範頼に抱く恨みは相当のものらしく、 もしも目の前に彼らが現れたという前提で、「そこには鬼がおりましょう」と述べている。 また、巴御前が鬼種の血を引いているという設定はFate独自のものだが、 上述の通り、人間離れした怪力の持ち主であったという記述から派生して追加された設定と考えられる。 彼女曰く、自身の血縁にそのような人物は思い当たらないらしく、先祖返り等で鬼種の血が表層化した可能性がある。 ちなみに、『境界線上のホライゾン』世界で「巴御前」の名を継いだ女性が「鬼型長寿族」となっているなど、 巴御前が鬼、あるいはその血縁者という設定については、前例がないわけではない。 ◇人物像2 真名を明かした後の彼女は前に比べて若干フランクになり、鬼との混血であることもあっさり明かしてくれる。 とはいえ彼女が愛しているのは義仲であり、主人公に対してはマスターとサーヴァントの間柄だというスタンスを崩さない。 本作では何かとマスター大好きな女性サーヴァントが目立つ中、巴のキャラ付けを新鮮に感じたマスターも多い。 なお、上述の態度もあってマスターに対しての振る舞いは少々母親風味。 水着サーヴァントを見かければ主人公に何事にも節度が大事と説き、マイルームでは穏やかに幸せに長生きをしてほしいと語る。 バレンタインイベにおける、(マスターがチョコレート絡みで忙しくしているのに対して)よくわからないけど楽しそうだし頑張ってとエールを贈る姿はまさに母親のそれ。 むしろどこぞの自称母より自然に母親ムーブをできているともっぱらの評判である。 ◇劇中での活躍2 ドコ、ドコニ、キエタノ―――ワタシノ――――――ヨ シ ナ カ サマ――――――! 英霊剣豪のロジックは、「宿業」という殺戮の行動原理を埋め込むことで、元の存在を「どのような行動を取っても、その結果が鏖殺にしかならない」、 まさに英霊という名の屍で作られた刃を振るう、血に狂った剣豪に変えてしまうというものである。 ただし例外となるケースが二つ。 一つは、元から殺戮を愉しみ、命を奪うことに一切躊躇のない人外・外道である場合。 そもそも初めから人殺し・人斬りなので、宿業を埋め込まれても基本的な人格に影響が生じない。 そしてもう一つが、生あるものの命を悉く奪い尽くすことを、肯定してしまうだけの大きな「動機」が存在する場合である。 「理由なく殺す」のが英霊剣豪の本分だが、逆に動機が存在してしまうとそれもうまく働かない。 『一切焼却』の宿業を埋め込まれた巴御前は、この二つの条件を「人に仇為す鬼種の反転衝動」「木曾義仲を奪った源氏への憎悪」という形で満たしてしまっていた。 心の奥底から否応なく引きずりだされ、自身にさえ制御が不可能となった憤怒と殺意の獄炎は、源氏の流れをくむ現在の天下そのもの――― 清和源氏の末裔である徳川の世を生きる人間全てへと向けられることになる。 劇中では2回戦闘になるが、初戦は小手調べの様なもので大した事は無い。 真剣勝負となる2戦目ではブレイクゲージ、精神異常完全無効に加え、固有バフ「宿業・一切焼却」により通常攻撃毎に「やけど」状態を付与してくる。 やけど自体は毎ターン終わりに100ダメージと軽く見えるが、重ねがけと宝具による「延焼」で着実にこちらの体力を削ってくる。 更にこちらのHPを毎ターンやけどで2000削るブレイクスキル「烽火連天」、アーチャー特有の高確率クリティカルに短いスパンでの宝具連発と、 攻撃方面に関しては灼熱地獄(インフェルノ)の名に違わず苛烈の一言。 ただし攻撃に特化しすぎた代償として、回避や妨害スキルといった搦め手を殆ど使用してこない。 クリティカルを除けば不確定要素が少ないため出方が分かりやすく、そこが狙い目となる。 耐久力に優れたランサーで固め、回避やターゲット集中で攻め手を躱しながら宝具で大ダメージを与えていきたい。 特に回避・弱体解除・単体宝具を持つ兄貴やエルキドゥを連れて行けば非常に頼りになるだろう。 なお英霊剣豪戦共通ルールとしてサポート枠は武蔵ちゃん固定だが、相手が相性不利なアーチャーなうえに武蔵ちゃんがフルスペックではないので、残念ながら戦力としては期待出来ない。いざ尋常にオーダーチェンジ とまあ、そんな訳で暴走した彼女と武蔵ちゃんの立ち会いは武蔵ちゃんが勝利。巴は宿業を両断される。 宿業を両断された為か消滅寸前に理性を取り戻した彼女は、もう自分を「薪」にしなくて済むことに安堵して安らかに消滅した。 本人が登場することはないが、第七特異点「絶対魔獣戦線 バビロニア」で賢王により召喚された英雄としての話がある。 …………出会ってはいけない人がいたはずなのだが大丈夫だったのだろうか。 そちらの彼女は迷うことなく魔獣の将ギルタブリルと相討ちを選んだらしい。 茨木童子の幕間の物語ではこの巴御前の残滓と対峙する。 節分イベントでは主役を務める。 FPSにドハマリして芋砂狩りに精を出していた(*1)所をダ・ヴィンチちゃんに捕まり、「節分大将」兼「節分女将」として「鬼楽百重塔」を攻略する役を担うことになる。 600年後の人気絵師、サボリ癖のある探偵、カルデア料理部やらの愉快な仲間達を退けつつも塔を登る彼女達一行。 しかし90階で茨木童子with大量の酒呑童子抱き枕と出会ったことで塔を作った酒呑童子の目的の一端を知る。 巴は鬼種との混血、それを生粋の鬼が見逃すはずがなかった。 彼女の目的は巴を鬼の仲間に引き込むことだった。 酒呑は巴は鬼か人かを主人公に問う。 主人公の出した答えは「彼女は彼女」であった。 この答えに巴は吹っ切れた。 それは遥か昔に義仲が出した答えとほぼ同じだったからである。 巴は自分の力を最大解放し、カルデアを混乱させた"ただの鬼"を成敗。 塔を宝具で破壊し、自分の出自に決着を付けた。 2019年の正月イベントでもメイン格として登場。このイベントから真名隠しがなくなったため普通に真名を出して登場する。 シリアス要素は多くないものの真面目で有能な巴さんなのだが、とんでもない弱点があることが判明した。下記関連人物項目参照。 それ以外のイベント・幕間の物語でも度々登場するが、廃ゲーマーと化して他のオカン系サーヴァントに怒られる残念な大人だったり真面目な頼れる大人だったりと振り幅が激しい。Fateらしいとも言う ◆巴御前(剣) 巴御前、夏の霊基にて参上いたしました。は。ぶいあーる、にて!此度の夏の休暇、マスターが存分にお楽しみいただけるよう、巴は全力でお供する所存にて。 2020年水着イベで水着サーヴァントデビューした巴さん。水着も含め別霊基での登場は真名隠し勢では初である。 なお、こちらでは最初から真名解放済み。 かの但馬守から新陰流を学んだのは良いのだが、VRゲームにも目覚め「VR新陰流」を名乗りだす武芸の達人。ギリギリチャンバラ! なお師匠は意外にも随分とノリ気だった。 属性:中立・善 ◇ステータス 筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具 B A B B A B クラス補正故かアーチャー時よりも全体的に高い。 ◇クラス別スキル 対魔力:A Aランクの魔術すら無効化。 事実上、現代の魔術師では傷一つ付けられない。 令呪による命令すら一画だけなら一時的に抵抗出来る。 セイバーになってアーチャー時よりランクアップ。 騎乗:B+ セイバーのクラススキル。 ◇保有スキル ミッドナイトオブサマーサイド:A 「夏の夜の巴は……恥ずかしながら、些か、常と違っているようでございます」 「具体的には」 「幾らでもげえむを遊ぶことができるのです!」 夜更かしに強くなるスキル。 本人が心の底から楽しんでいる限り、疲労や魔力消費を一時的に後回しにできる。 戦闘続行スキルの亜種だが、効果は元スキルからだいぶ異なっている。 VR新陰流:B+ スティック状の操作端末を使用するVRチャンバラに長けたことを示すスキル。 特に二刀流での戦いに長ける。 当初はDランクのスキルだったが、柳生但馬守直々の指導を受けたことでスキル名称が変化し、ランクもぐんと上昇した。 「但馬守様から授かった技の数々、ぶいあーるならざる真剣での二刀流にもがぜん応用できます!」と巴談。 それはフツーに柳生新陰流なのでは? ■■■は訝しんだが、実際に振るわれる剣技は柳生新陰流のそれとは随分違うのだった。 生存(山野) EX 詳細不明。恐らく源氏式サバイバルテクニックのことだろう。 ◇宝具 ○『VR新陰流奥義・レーザーブレード二刀流』 ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1 最大補足:1人 常時発動型の宝具。 本来、VRレーザーブレードはあくまでVRなので現実に剣としては機能しないが、セイバー巴御前は己が魔力で疑似的なレーザーブレード状の刃を形成。攻撃に使用する。刃は当然ながら超高熱。 この超常の能力を、巴は今回も「旭の将軍と呼ばれた義仲さまの御力によるもの」と言って憚らないが、やはり鬼の血を色濃く残す彼女ゆえの能力であろう。 第二、第三再臨時の真剣(太刀)使用時にも超高熱を発しているのは、この宝具の影響。 ○『VR新陰流奥義・巴淵太陽剣(ぶいあーるしんかげりゅうおうぎ・ともえがふちたいようけん)』 ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:1~50 最大補足:40人 ぶいあーるにて御免! 敵影発見…今! VR新陰流奥義・巴淵太陽剣……! 前述の宝具を使用した対軍攻撃。 「ぶいあーる新陰流の奥義に開眼したのでございます」と巴本人は語っているが真偽は如何に。 具体的には、VRゴーグルを装着して敵陣へ突撃! 双刃を思うさま振るった後、熱刃の軌跡で作り出した「円」を元に木曾義仲への想いを象徴した疑似太陽を一時的に上空へ出現させ、敵陣へととどめの魔力照射を行うというもの。 疑似太陽は単独ではなく、その気になれば二つ、三つ、四つ、五つ……と複数個を浮かべることもできるというが、本作では基本的に一つである。 VRとか言っておきながら宝具演出はどこをどう見てもARである。左上には「TOMOE EYE」と書かれている。 人物像(剣) 決して節度のすべてを捨て去る訳ではないまでも、山に刺激されて迸る「開放感」に背中をぐいぐい押され、一夏の享楽に飛び込んでしまった巴さん。 性格自体はあまり変化はないが、幕間やイベントで見せていた廃ゲーマーモードの影響が強く、 異常が発生すれば対処したりはするが「それはそれとして夏を満喫せねばなりませぬ」と遊ぶ気は消えることがない。 自分がやっていることは「善い」ことなんだという意気込みなのか属性も「善」になっている。 こんな状態なのでコントローラーを取り上げられると涙目になったりと残念な美人化も進行中。 とはいえ流石に乱世の英雄。怪異に対しての対応は流石にしっかりとしてたりする。 手元のVRブレードはこれでも宝具なので物理的攻撃力を得ている他、 VRゴーグルを付ければステルス状態の敵も見えたりするので、トンチキな外見に反してスペックは高い。そこは流石武芸の達人。 再臨段階で獲物も変更されるが、宝具としての性質は変わらない。 アーチャー時が紅白カラーだったのに対し、水着版は青と白基調。 水着デザインは、ラッシュガード付きのハイレグレオタード→中東の踊り子風のロングパレオ付きビキニ(マタ・ハリとサロメの影響)→装飾を減らした和風デザインの水着+バックスカートへと変遷する。 また、再臨すると角も現れる。 ADVパートでは宝具使用時に掛けるVRゴーグルを付けることもあるが、表情が見えないためか、 ゴーグルの真ん中に「!」や「?」等の彼女の感情を表す記号が表示されたりする。 ◇関連人物 メイヴ 「ああ、メイヴ様。はい……はい……そ、それはわかっております、いるつもりです。ですが…そ、その……未亡人気質をいつまでも引っ張るのは良くない…と、仰られましても…巴は…困ってしまいます。え? お酒…ですか? あ…いえ、巴は…酒気には滅法弱く…。」 自分の幕間で超問題発言したメイヴに女友達登場である。 あちらからはいつまでも未亡人気質を引っ張るなと心配されている様子。 玉藻が案ずる程度には傍目から見ると暗く映る趣味の光景など、恐らくそういったところを指していると思われる。 地味にお酒に弱いことが判明した。 源頼光 「ええ、そうですね。風紀を守るのはよろしいことかと。何事も節度は大切。で、ですが…頼光様…そのお姿は。………節度。」 自分から見たら100年前の先祖。 源の姓を持つ者ではあるが頼朝達との関係は薄いため素直に将として尊敬している。 しかし影の風紀委員長を名乗っているのにけしからん格好をする頼光には困惑気味。 弁慶 巴からして見れば不倶戴天の敵、源義経こと牛若丸の忠臣。 節分イベントの際はうっかり牛若丸と巴が鉢合わせしないように苦心しており、自身も名もなき鬼として立ち向かった。 一方の巴も内心大いに思う処はありながらも、最後まで空気を読んで自制に徹し、波風立たせずにその場を収めた。 恐らく第七特異点の時にも弁慶が頑張ったのだろう。 牛若丸 怨敵である源頼朝の弟(妹)。 史実においては、兄の源範頼らと共に義仲凋落の決定打となった「宇治川の戦い」の指揮を採って義仲軍を打ち破っており、 間接的に義仲を死なせたのが頼朝なら、義経(牛若丸)は直接的に義仲を死に追いやった仇の一人といえる。 義仲が討たれた「粟津の戦い」には義経は参加していないが、義経配下の武将が義仲を討ち取ったとする史料も存在する。 そのため、仮に目の前にしたなら「巴は自らを律せられる自信がありませぬ」と述べている。 なお第七特異点ではうまく折り合いをつけて共闘に成功しているようだが、どうやったのかは不明。 いずれにしても、それはカルデアにおける自分とはあくまで「別の巴御前」であり、こちらはこちらでいずれ決着をつける必要がある、と弁慶共々認識している。 ギルガメッシュ 「たわけ!」 「あいたっ☆」 第七特異点で自身を呼んだウルクの王。 作中での共演は葛飾北斎体験クエストが初出。 仕事の途中で双六を買いに行こうとしたら叱られてしまった。 特異点時の活躍から、いかな賢王度マシマシの賢王とはいえ手放しで賞賛を受けており、 彼女の実力と将としての優秀さが裏付けられている。 茨木童子、酒呑童子 鬼の二人。 茨木童子は第七特異点で一緒に呼ばれた仲でもある。 節分イベント以降だいぶ仲が良くなったらしく、刑部姫チーム相手にFPSのチーム戦を行う際にイバラギンを仲間に引き込んだ。 酒呑は後ろで眺めていた様子。 茨木の側からすれば、鬼の血が薄かろうと敵意向けられようと同族は同族なので、かなり寛容に大江山ウェルカム体制である。 基本的に人を見下し人を喰ったような態度を取りがちな彼女が最初から対等の目線で話すのも同族意識のため。端的に言えば「偉そうに威圧する必要がない相手」として認識している。 この辺、茨木の委員長気質というか、ある意味“らしくない”ほどの生真面目さと根の優しさを伺わせる。 刑部姫、黒髭 「"それ、実はヒロインがボスなんでござるよ~?”などと密告した黒髭殿は樽に詰めてインフェルノいたしました!」 ゲーマー仲間の二人。 おっきーこと刑部姫はゲームを教え、巴をゲーマー道に引きずり込んだ張本人。 ちなみに、巴はデジタルのゲームはもちろん、ダイスを振って遊ぶようなアナログのゲームも嗜んでいるらしい他、 おっきーの幕間では、暴走気味な清姫の思考回路を指して「T(巴ちゃん)・A(あのね)・S(少し落ち着こう?)状態」と称しており、 水着Ver.のはっちゃけぶりで割と想像が付くが、ゲーム中は普段の落ち着きをかなぐり捨てたようなプレイスタイルになることもある様子。 一方の黒髭はネタバレをしたところ爆殺された様子。是非もないよね。 というか、そのゲームこれとかこれじゃないよな……… 紅閻魔 「巴はなんでちか? 首をねじ切ることしかできない悲しいモンスターなのでちか?おにぎりの中におにぎりが入っているとか、おかずの概念はないのでちか?桂剥きもせず大根をかじらせるとか、義仲様の口を血まみれにしたいのでちか?」 料理の先生。 普段は良妻賢母めいた言動の巴御前、まさかのメシマズであることが発覚した。 そして公式絵師であるしらび先生からTwitterにてポンコツ認定をされている。 ダークマターを作るタイプというよりかは何でもマッシュするタイプなのだが、その思考回路がどうにも酷く、 上述に加えて「弱火で9分を強火なら3分(*2)」とか「生野菜、水洗いすれば即美味い」とか料理の常識が根本から欠けている様子が見られる。 ちなみに、史実における巴御前の主君である木曽(源)義仲はその名の通り木曽の山中で育った、平たく言えば田舎者である上、 「挨拶に来た貴族をもてなすために出した料理の盛り付けが雑で、貴族は怒って帰った」 等のエピソードがそれなりにあるため、このネタは史実準拠といえるかもしれない。 なお、お菓子は頑張れば普通に作れるらしい。 オリチャー発動してガバッていくRTA走者とそっくりとか言われる 後に鬼の血の影響で、味覚が鋭くなったり鈍くなったりと波があることも味音痴の一因と明かされた。 ◆余談 割と久しぶりな弓を使うアーチャー。しかし武芸百般の達人であったためか薙刀や武術も攻撃に用いる。近距離BusterやEXアタックだとエグい音が聞ける。 人間離れした力を持っていたとは先述したとおりだが、文献によっては馬ごと敵を投げたとか素手で首をもいだとか恐ろしいことが書いてあったりする。これは恐らく潜在的な鬼種であることに起因し、鬼種の魔が発動した際には尋常ならざる怪力を発揮するプロセスが存在すると思われる。自らが鬼であることを否定した際、酒呑童子に「普通の人は首もいだりできない」と指摘されているのはこういった「隠れた鬼種」である事情を指摘したものと推測される。なお、筋力ランクはCと幼女に負けているが、そもそもステータスにおける『筋力』は筋肉量だけでなく「総合的な攻撃力」を意味することもあり、異界の神の力を扱うあちらよりも筋力のランクが低いことは(攻撃力という意味では)おかしくないのである。 追記・修正はグガランナを投げてからお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 真名、謎のままなのかーい!w まぁ、インフェルノたんはかわいいから許すww でもいつかは教えてね?w -- 名無しさん (2018-02-16 14 58 54) まあね、義仲様も源義仲だからね(宿敵三兄弟の父義朝は義仲の父義賢の兄) -- 名無しさん (2018-02-16 16 25 10) 意外とガチなゲーマーなのは意外。下手の横好きだけど楽しそうにゲームするタイプだと思ってた。 -- 名無しさん (2018-02-16 18 58 37) 最初見たときはラインバレルっぽいと思った -- 名無しさん (2018-02-16 20 10 39) 証拠はないけど、木曽義仲の長男義高の母親が巴御前だという説もあるんだっけか(義仲の本妻は病弱だったそうだし)。夫に続いて息子まで殺されたんじゃ頼朝恨んで当たり前だよな… -- 名無しさん (2018-02-16 23 42 33) グガランナを投げられるのは5~6ヶ月後(イシュタルカップ復刻があればだが)か...演出と言ってしまえばそれまでだが魔神柱とかを投げれる怪力ってどのくらいなのか -- 名無しさん (2018-02-17 00 17 21) 幼女の筋力のは触手の方だから… -- 名無しさん (2018-02-17 00 26 30) ↑6 あぁ。巴御前か! -- 名無しさん (2018-02-17 09 47 22) ↑7 内ゲバは源氏のお家芸だからね、ちかたないね -- 名無しさん (2018-02-17 13 54 16) 鎌倉武士はモンゴルからして「あいつらキティガイだ」って言わしめるほどあれだからね、この人の鎧着た姿が戦極姫の信玄っぽいな -- 名無しさん (2018-02-17 15 14 51) 普段は割と天然さんである -- 名無しさん (2018-02-17 16 49 49) いい記事だった、一気に読んだわ。すまん自分は編集できないんだけど余談の項目で『弓を使うのは宝具とBuster1枚目くらい』とあるけど、実際はBAQEX宝具全部で弓使ってるよ。各カード2モーションずつあって敵との距離で武器が変わる -- 名無しさん (2018-02-18 10 42 37) おい節分ゲーマーレベル90tte -- 名無しさん (2018-02-18 11 07 07) ↑ミス 節分ゲーマーレベル90ってwww -- 名無しさん (2018-02-18 11 07 38) ↑3 各カード2モーションずつじゃなくてBだけ3種類あったわすまん。弓と首コキャと、Qの後に出る炎を纏った掌底(強い) -- 名無しさん (2018-02-18 20 49 56) やいざ尋常にオーダーチェンジやめい!武蔵ちゃん二人入れても割となんとかなったわ! -- 名無しさん (2018-02-19 11 20 10) ↑手動で、戦闘中の交代できるようにならないかなぁ。それはそうと、ダメなのか!? 脳内で、主人公は義仲の生まれ変わりって設定作ってもダメなのかぁ!? -- 名無しさん (2018-02-20 14 50 53) そんな清姫じゃあるまいに -- 名無しさん (2018-02-20 16 42 22) ↑2手動オダチェンができたらゲームバランスがだいぶ崩壊するかと -- 名無しさん (2018-02-20 16 49 35) type-moon wikiでは義秀の母と書かれているが本家wikiではそれは創作と断言されているな。義仲との間の子がいたこと自体は事実なんだろうか?歴史書に彼女本人の記述が少ないらしいから判然としないかな -- 名無しさん (2018-07-10 13 33 53) 巴御前は実在かも疑わしいし、仮にいたとしても男女の関係だったかも不明。巴御前について書いてある平家物語は史書としての信用性は薄いけど、他にそこまで触れてる目ぼしい史料もないし…程度の代物。 -- 名無しさん (2018-07-10 13 59 50) マテで矛盾があるから義秀が義仲の子であるかもみたいに書かれてたのは笑ったわ。いやそもそも矛盾言うなら巴御前が母親なのがおかしいんだろっていう -- 名無しさん (2019-09-04 07 38 52) 宝具真名いらない典型的なバーサーカーでもやれるタイプか -- 名無しさん (2020-03-24 13 38 39) この記事構成、どうやって水着版書けばいい? -- 名無しさん (2020-09-25 01 46 50) 本来なら義盛の子供かもとか失笑過ぎて笑っちまった。 -- 名無しさん (2021-11-07 09 45 20) この人景清のことどう思ってるんだろ。 -- 名無しさん (2021-11-07 10 08 32) すっかりゲーマーになってしまった。 -- 名無しさん (2022-06-19 17 58 11) 今じゃアーチャー・インフェルノよりも、あちゃーインフェルノの方がしっくり来る愉快な人だよな -- 名無しさん (2022-08-11 06 45 55) 来年のWD、義仲様実装するかな。 -- 名無しさん (2023-11-07 20 52 49) 名前 コメント
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【1日目】 「ったく、どうなってんだ、一体……」 金田一一は、一日の授業を終えた後、街に出て、どこか俯きながら、縛りあげた長い後ろ髪をぽりぽり掻いていた。 ボサボサで、清潔感の欠片もない頭だが、こうしてそれを掻いているという事は、疑問にぶち当たり、彼の頭の中がすっきり纏まっていこうとしている証でもある。 何を隠そう、はじめは、同じ苗字の有名な名探偵の孫だ。 そう、もはや、日本人ならば、その名を知らぬ者もいないであろう名探偵、金田一耕助。 金田一耕助といえば、あの戦後最大の難事件として有名な「獄門島」の殺人事件を解き明かしたのが一番有名な逸話だろうか。 その祖父の血を引き継いでいるだけあって、彼自身も、高い知能指数とひらめきを持っており、これまでも幾つもの難事件を解決している。 いわば、英霊の孫と言い換えても良いのが、はじめだ。 しかし、残念ながら、彼は今のところ、聖杯戦争については知らない。 勿論、彼は、その高い直感で、既に世界の違和感にも気づいている。 同じ高校に通っていた死者が数名蘇っている事や、同じ高校に通っていた逮捕者が数名当然のように通学している事を知ったのが、そのきっかけだった。 死者、逮捕者、ともにそれなりの数がいるが、それが全員、校内に平然といるのである。 思わず、全て思い出したはじめは、すぐに手を合わせて、「成仏してくれ~」と叫びながら頭を下げて、クラスの人間に不審がられてしまったくらいだ。 (どうも納得いかないんだよな……あいつらが生きてるって言われても。確かに、悪い事じゃないんだけど……) これでは、まるで学校がお化け屋敷である。 昨日までの平和な学校生活とは、まったく様相が違っている。 それに対して、自分の幼馴染の七瀬美雪も含め、誰も疑問を持っていないというのだから不思議だ。 はじめの方が却っておかしいと思われているくらいである。 (……参ったよ、ジッチャン。流石に、今回ばっかりは、考えてもすぐに解決できそうにないぜ) はじめも、当然、妙だと思っている。 自分が夢を見ているか、あるいは、夢を見ていたか、でなければ説明がつかない。 しかし、その可能性はまず真っ先に捨て去った。そんな事を考えたら全てが根底から崩れるからだ。 いつものように、「考えろ金田一!」と何度も頭に鞭を打って思考を加速させたが、それでも全く推理に進展はない。 まったく、合理的な理屈が見つからないのだ。 何せ、死んだ人間が、蘇るなど、絶対にありえない事のはずなのだから――。 だから、今度ばかりは、一度、自分の中の常識を全て捨て去る覚悟で挑むしかなかった。 ずっと前に死んだ人間が、瓜二つの別人などではなく、そっくりそのままそこにいるのを説明する理屈はこの世に存在しない。 しかし、既にそれを体験してしまった以上、それを信じなければならない状況にあるのだ。 それを念頭に入れたうえで、自分はなぜそんな状況にあるのか……と、最初に「推理」を行おうとしている。 (いつもの事件とは、全くタイプも違うし……。 まずは、オッサンや明智の所に行って、過去の事件データを確認しとかなきゃ――) 殺人事件の捜査ならば得意であるものの、逆に、人が死んでおらず、「人が生き返る」などという事件は初めて直面するはじめだ。 今、はじめは、最初に、確実にそのデータがあるであろう警察署に向かおうとしていた。 この近くの警察署には、親しい警察の人間人がいるし、顔も利く。 その為、民間人なら不可能な事件記録の閲覧も可能となる。 過去に自分が関わった事件データの確認を行い、本当に起きていたかどうかを確認するのだ。 美雪は勿論、自分の記憶までついさっきまで丸ごと書き換えられていたのだから、「記憶」はあてにならない。 だとすれば、今度調べるべきは、「記録」じゃないのか。 記録があるのは、警視庁や警察署だ。はじめが関わった事件も残ってるはずだ。 ここに無かったとしても、後でフリーライターのいつき陽介に調べてもらうという手もある。 「ん……?」 と。 まっすぐ警察署へと向かっていたはじめの前に、ふと、零れてくる夕日を遮るような、長い影が落ちてきた。 それは、かなり長い――。 余程長身の男が影を作っているような気がした。 それで、はじめは思わず、前を向いた。 「随分と頭の悪そうな顔だな……。 コイツが俺がこれから一緒に戦うマスターだと思うと頭が痛くなるぜ――」 誰だ……? はじめの思考も、ふとその瞬間に遮られた。 一度考えると没頭し続けるはじめには、目の前の人間の登場は、ちょっとした刺激にもなったのだろう。 何せ、そこにいたのは、身長190センチを超えるであろう、筋骨隆々の大男である。 しかし、まるで海外の彫刻像のように、堀が深く、細長い顔は、殆ど美青年と言って良い。 どこか、その男に威圧感さえ覚えながら、はじめは後ずさる。 何メートルも離れていたが、それでも結構な威圧感であった。 (な、なんだ!? このデカい男……っ!) などと考えている内に、その男は、まっすぐはじめの方に近づいてくる。 彼は、明確にはじめの方に向かってきているように歩いてきた。 視線は明らかにはじめの顔を見ていたし、影は徐々にはじめの全身を飲み込んだ。 まるで見下ろすように、はじめの顔を見つめたままだ。 はじめは、思わず、蛇に睨まれた蛙のように動かなくなった。 しかし、大男を見上げたままだ。 「あ、あんた、一体……」 はじめは、思わず好奇心からそう訊いてしまう。 体格差から危険信号は発されているものの、それに好奇心が勝ってしまったようである。 男は、冷静な声色で答えた。 「一度しか言わねえから、よく聞いておけ。 俺は、『アーチャー』……いや、『空条承太郎』だ」 「空条……承太郎……?」 「ああ。残念ながら、お前は、この『聖杯戦争』で、俺の『マスター』に、そして、俺はお前の『サーヴァント』に選ばれた。 気に入らねえが……ひとまずはこの世界について、お前に話しておくぜ」 「聖杯、戦争……それに、『この世界』だって……? あんた、もしかして、今の状況の事、知ってるのか……!?」 うろたえるように聞いたはじめに、承太郎はコクリと頷いた。 何やら、本当にはじめの知らない事を全て知っているようである。 「死にたくなければツラを貸せ。誰も見てない所で話す必要がある」 「……」 はじめは少し考えてから、警戒した表情ながらも、承太郎という男の後を追った。 彼の背中を追わなければ、このまま何もわからないままだと何となくわかっていたからだ。 はじめにも、突然現れた承太郎の事は信頼しかねたが、この奇妙な誘い方を見るに、危害を加えるつもりではじめを呼んだわけではないだろう。 自分が異常な状況に巻き込まれているのはわかっている――それなら、そのヒントを聞いておきたい。 承太郎も、こうもあっさりはじめが顔を貸してくれるとは思っていなかったようだが、ひとまず、別の人気のない場所に連れだした。 ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ 承太郎が長い足を組んで座っているのは、近くの公園のベンチだ。 この時間、既に児童への帰宅を促す鐘の音は鳴っており、公園内はすっかり人気がなくなっていた。 だからと言って、全く人がいないというわけではないが、あの程度の人目はいちいち気にしていられない。 むしろ、全く人気のない場所に行ってしまえば、却って不自然に見えるくらいである。 このくらいの方が丁度良い。 公園を指名したのは、はじめの提案だったが、思ったよりも良い場所を選んでくれたものだ。 「お前の名前は?」 「……金田一一だけど」 はじめは、正直に本当の名前を告げた。 ここで偽名を使っても何の意味もない。 「金田一か。どこかで聞いた事のある名前だな。国語学者と、それから、えっと……」 「――金田一耕助?」 「そうだ! そんな名前の名探偵がいたな。……尤も、小説の中の話だが」 「いや、小説の話じゃないよ。金田一耕助……俺のジッチャンなんだ」 祖父ははじめの自慢でもある。 生まれながらにして、特別な血統と、犯罪を赦さない正義感を受け継いだわけだ。 承太郎は、少しだけ目を見開いた。 「……そうか。それは流石に驚いたぜ」 別段、驚いたわけでもなく、どうでもいいといった様子で承太郎は言った。 しかし、多少、面食らったのも事実だろう。 彼も少々、特別な因縁のある家系だった故だろうか。 「だが、名探偵の孫にしては、随分無警戒に俺に着いてきたな」 「あんたが俺をどうにかする事はないと思ってたからね。 ……あんたみたいな奴の恨みを買った覚えはないし、俺を殴りたいんだとしてもそういう誘い方じゃなかった。 それに、『死にたくなければ』って言っただろ? その割には、脅してるニュアンスでもなかったし、誰かに強制されている感じじゃなかったから、逆にあんたは信用できると思ったんだ」 「……やれやれだぜ」 呆れたような言葉をかけて帽子を深く被る承太郎だが、あまり本心から呆れているようには見えなかった。 はじめはゴクリと息を飲む。 実を言えば、これも推理というほどの事ではない。あくまで、一つの賭けのようなものだ。 承太郎が信頼できる相手だと思っているわけではなく、こうしなければ自分の疑問が氷解しないからこそ承太郎についていった。 それこそ、頭のおかしな奴だったら理屈なんて通用しない。 このまま、殴られるかもしれないし、仲間を呼ばれて暴行されるかもしれないというのは少し思っていた。 だから、いざという時に目立つ場所にもなりうる住宅街近くの公園を話し合いの場所に選んだわけだ。 承太郎に或る程度信頼が置けたのは、その場所で話す事を呑んだからである。 どうやら、はじめの考えていた事を、承太郎も理解しているらしかった。 ……ただ。 「金田一。一つ言っておくが、お前はこれから、恨みを買った覚えがない奴にも狙われるハメになるぜ」 承太郎は、低く抑揚のない声でそう言った。 胸をナイフで突き刺されたように、はじめはその一言で固まった。 「……!」 「それが、俺の言っている『死にたくなければ』って言葉の意味だ。今から、黙って俺の話を聞け」 そして、承太郎は、金田一の目の前に人差し指をつきつけた。 「――――お前が今いるのは、お前が本来いるべき世界じゃない」 それから、承太郎は、聖杯戦争について、はじめに向けて語り出した。 この承太郎の話で、はじめが先ほどまで持っていた疑問は全て氷解していく事になる。 それは決して、はじめにとって、全て、簡単に納得できるほどの事ではなかったが――。 ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ……それから、数刻。 はじめは、警察署に行く予定を変え、結果として、そのまままっすぐ家に帰る事になった。 この頃、ある事件が起きた関係で、警察署は非常に忙しい状況にあったのだが、その中途でアーチャーに会えたのは幸いだろう。 それこそ、はじめならば、事件が起きた江東区まで足を運びかねない。 そして、今、丁度、夕飯の時間という訳である。 (なんでこうなってんだよ……) しかし、はじめは腑に落ちない顔でうなぎを食べていた。 それは、自分が危険な聖杯戦争の参加者になったからでも、本当の世界じゃない場所に来るハメになったからでもない。 そんな繊細な神経をしているならば、これまで七十件以上の殺人事件に巻き込まれている時点で、とっくに発狂しているだろう。 「なかなか美味いな……。ここの奥さんは、かなり良いメシを作るみたいだ」 彼のうな重の味が薄いのは、アーチャーこと空条承太郎が、金田一家に住み着く事になったからだ。 そして、こうして、承太郎も一緒に夕食の卓を囲んでいる。 空条承太郎という名前の通り、日本育ちなので、その外人じみた顔に反して和食も好んでいるらしく、箸の使い方も上手である。 承太郎の登場で、はじめの晩飯のうな重のうなぎの量が、明らかにいつもの分量より少なく、しかもタレが全然かかってないところが全部はじめに来ている。 この家の人間であるはじめよりも、承太郎の方が多くうなぎが寄せられているのは、全く、どういう事だろう。 確かに、これも全部、偽りの食卓と言えばそれまでなのだが、やはり、どんな場所でも美味い物は食べたいのである。 こうして、豪勢な飯の日に限って、来客にそれを取られるのははじめの家のジンクスなのだろうか。 「まあ、空条さんたら~! お上手ね~!」 はじめの母もこんな様子である。 これだけ顔が良くてワイルドな客人が来てしまえば、態度が変わるのも仕方ない。 イトコのフミも、「おい、ハジメ! このイケメン誰だよ!」と小突いてくるが、はじめはそれを無視している。 要するに、女性はメロメロなのである。 この調子で美雪まで取られたら……と、はじめの脳裏に嫌な予感がよぎる。 いくら模造された世界とはいえ、そんな事になったらはじめは破滅だ。 その想像だけはすぐに振り払っておきたかった。 「――まったく、あんたもこんなにカッコいい友達が泊まりに来るならもっと早く言いなさいよ! 言われてればもっと奮発できたのに……」 「……んな事言ったって、今日突然言われたんだもん! しょうがないだろ」 「ねえ、でも、空条さんはこれから何日か泊まっていくんでしょう? それなら、明日からもっと良い物を作っておきたいわねぇ」 「普段通りでいいだろぉ! 突然気合い入れなくたって」 はじめは、内心「第一、友達じゃないし……」と、独り言ちた。 しかし、遠方から訪ねて来た友達という事になっている。 そうしなければ、承太郎を家に置かせてもらえないからだ。 はじめの受難の原因である承太郎は、どこか余裕のある笑みで金田一親子を見ながら夕飯を頬張っていて、少し腹立たしい。 『……すまんが、泊まる場所が手配できそうになくてな。 今日からお前の家には世話になる事になる。 ただし、代わりに、お前の言う通り、お前やお前の近しい人間は全て俺が保護する」 夕方に話した内容では、こんな感じだ。 要するに、承太郎がここに泊まるのは、交換条件によるものという事になる。 確かに、聖杯戦争のルールからして、承太郎を手近な所に置いておくのは当然なのだが、ただでさえフミという居候がいるこの家が余計に居心地が悪くなってしまうだろう。 承太郎が泊まれる部屋ははじめの部屋くらいしかない今、承太郎は必然的にはじめの部屋に泊まる形になるわけだ。 こんな大きな人間が入ればそれだけで圧迫されるし、エッチなDVDも見づらくなってしまう。いくらなんでも、居心地が悪すぎるだろう。 (まあ、仕方ないっちゃ、仕方ないんだけどさ……) サーヴァントとしての空条承太郎に託した命令は、『自分の周囲の人間の保護』のみだ。 聖杯はいらないし、脱出方法を探し出すまでは、承太郎にはここのガードマンをやってもらう。 はじめと承太郎は、それを条件とした同盟関係を受け入れた。 家に泊めてやらなければ、ちゃんと働いてくれるかもわからない。まだ承太郎の性格もよくわかっていないのだから。 ゲームのNPCのような物であるとはいえ、この世界の中にははじめのように別の世界から連れてこられた人間も紛れ込んでいるかもしれない。 何かのきっかけに記憶が戻って来るシステム上、美雪や母さんが本来の記憶を失った彼女たちである可能性も否定できないわけだ。 それゆえ、NPCの犠牲も最低限にとどめなければ危険であるのは明らかだった。 はじめだけじゃなく、それを守る役割も、彼に担わせた。 その点において、はじめも後悔はしてない。 (別の世界、か――) はじめは、――半信半疑であったが――、ふと、思う。 親しい人の死や、引き起こした悲劇までが、全部、この世界にはない。 それが少し、切なくもあった。 この世界の人間がこれから殺人事件を引き起こそうとするか否かはわからないが、未来を知っているのなら止めたかった事件も数えきれないほどある。 尤も、ここでそれをしたところで、元の世界に影響はないし、止めようにも難しい所は多い。 (……) 今更、そんな事を考えていても仕方ない。――はじめは、すぐにそう思った。 やはり、頭をすぐに切り替える必要があった。 そう、ここに捕らわれた人間がどれだけいるのかわからないが、それが全員で生きて帰れるように、常に頭を働かせなければならない。 聖杯戦争に飲み込まれて、殺されてしまわないように……。 (……大丈夫。俺はきっと、元の世界に帰ってみせる。 何たって、俺は、あの金田一耕助の孫なんだ――! ジッチャンの名にかけて……必ず!!) 【CLASS】 アーチャー 【真名】 空条承太郎@ジョジョの奇妙な冒険 【パラメーター】 筋力D 耐久C 敏捷D 魔力C 幸運A 宝具EX 【属性】 混沌・善 【クラススキル】 対魔力:D 一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。 魔力避けのアミュレット程度の対魔力。 単独行動:C マスター不在でも行動できる。 アーチャーの場合、マスターを失ってから一日間現界可能。 【保有スキル】 黄金の精神:A 「正義」の輝きの中にある精神。人間賛歌を謳う勇気と覚悟の心である。 勇猛、戦闘続行を兼ね備えた特殊スキル。 心眼(偽):B 直感・第六感による危険回避。 虫の知らせとも言われる、天性の才能による危険予知。視覚妨害による補正への耐性も併せ持つ。 海洋知識:A 海洋生物について学者レベルの知識を持つ。 その為、海に深い関わりのある相手と遭遇した場合、その真名や特性を即座に看破する事が可能となる。 【宝具】 『星の白金(スタープラチナ)』 ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:1 最大補足:1人 空条承太郎の持つ幽波紋(スタンド)。 高い筋力と戦闘力を有し、生身の人間である本体・承太郎の代わりに戦闘を行ってくれる。 他のスタンドを寄せ付けない桁外れな破壊力、スピード、精密動作性、視力、動体視力を持ち、眼前から発射された銃弾を指で摘んで止める事さえも可能とする。 アーチャーとしては、この『星の白金(スタープラチナ)』が金属製の弾丸などを拳銃のようなスピードで射出する事もできる為にクラス適正があるとされる。 この宝具の使用中は、Aランクの『千里眼』のスキルも付随され、遠距離からの攻撃を回避する事も可能。 【破壊力 - A / スピード - A / 射程距離 - C / 持続力 - A / 精密動作性 - A / 成長性 - 完成】 『JOJOの世界(スタープラチナ・ザ・ワールド)』 ランク:EX 種別:対界宝具 レンジ:∞ 最大補足:∞ 宝具『星の白金(スタープラチナ)』による時間停止能力。 この宝具の真名解放を行うと、承太郎と『星の白金(スタープラチナ)』以外、自らのマスターも含め誰も対応できない独自の時間停止世界が始まる。 その為、この宝具の真名を解放すると、アーチャーは光さえも超えるスピードで動く事が可能となる。 ただし、その限界時間は5秒程度で、再使用には数呼吸時間を置く必要がある。 また、例外的に、同種の能力を持つ相手がこの時間停止に対応できてしまう場合がある。 【weapon】 『帽子』 彼のトレードマーク 【人物背景】 『ジョジョの奇妙な冒険』の第3部に登場する主人公。第4部、第6部にも主要人物として登場する。 肉体は17歳~20歳ごろの若い頃であるが、記憶はあくまで死亡時までの物を有している。 ちなみに、能力も、全盛期を基準にしている為、スタープラチナ・ザ・ワールドは5秒まで可能。 職業は海洋学者。 高校時代に「スタンド」の力に目覚め、母を救う為に仲間と共に、DIOを倒す冒険に出た事がある。 父は日本人ジャズミュージシャン・空条貞夫、母はジョセフ・ジョースターとスージーQ夫妻の一人娘ホリィ。 このように、ジョースターの血統を引き継ぐハーフであり、後にアメリカ人女性と結婚。娘・徐倫を授かっている。 互いに引かれ合うスタンド能力を持つ事で、40代で亡くなるまで、善悪問わず多くのスタンド使いと出会い、戦いに巻き込まれた。 【サーヴァントとしての願い】 自分の死後の娘の様子を確かめたい。 だが、ひとまずはマスターの方針に付き合ってやる。 【基本戦術、方針、運用法】 戦闘力は十分だが、『星の白金(スタープラチナ)』の射程が射程なだけに、一般的なアーチャーとは使い勝手が異なる(ただし、弾丸などを弾きだす事で遠距離の相手にも攻撃する事は一応可能である)。 承太郎自身も、体力、頭の良さ、度胸がいずれも人並以上とはいえ、あくまで肉体は普通の人間なので、生命に損傷を受けるような攻撃を受ければあっさり死んでしまう。 『星の白金(スタープラチナ)』の本体である承太郎と、マスターであるはじめが同時に弱点になってしまうが、自己防衛は彼らの持つ機転に期待するしかない。 性格面では、口は悪く、気に入らない相手には絶対に従わない為、サーヴァントとしては扱いづらいだろうが、方針の合うマスターならば、共同戦線を張るだろう。 今回のはじめも、比較的まともに意見が合致した部類だが、それでも、令呪など自分に都合の悪いルールはあまり話していない。 そうした協調性の薄いマイペースな部分は、場合によっては凶と出る事もあるかもしれない。 【マスター】 金田一一@金田一少年の事件簿 【マスターとしての願い】 この聖杯戦争からの脱出。 【weapon】 特になし。 【能力・技能】 『推理力』 何といってもその祖父譲りの高い推理力。IQ180という驚異的な知能指数を持つ。 これまでに多くの難事件を解決しており、その能力は警察内部でも一目置かれている。警視総監賞を受賞しそうになった事もあるが、総監の前でAVを再生した為に取り消しになった。 また、学校の成績は悪いが、中学生まではちゃんと勉強していたらしく、不動高校の入学時の成績は高校始まって以来のトップだったらしい(そうは見えないが、当初の公式ガイドブックでも、「中学の時は勉強していたのかも」と書かれている)。 初期はその片鱗が見られ、「異人館村」では長々と「ダビデの星」について解説するシーンなど、後期からは到底考えられないような理知的なシーンもある。 「悲報島」や「雪影村」では中学生レベルの理科に関しては当たり前に知っている描写もあったが、「天草財宝伝説」などでは天草四郎、「ゲームの館」では鎌倉幕府を知らないなど中学生レベルの社会科すらわかっていない姿も見受けられる。 ただし、「異人館村」、「秘宝島」、「首吊り学園」など一部事件では、何らかの形で推理を失敗する描写も見られ、あくまで完全であるとは言えない。 『人脈』 相当の人脈があるのか、クラスには多数の友人がいる描写があり、過去の友人から招待を受けるなどの形で事件現場に足を運ぶケースも多い。 たまに、クラスの友人が代返をしてくれるとか……。 『卓球』 一応、特技。 製作者いわく、「亡霊学校殺人事件」のトリックの都合で作られた設定らしく、この話以外では特に話題に挙がらない。 他のスポーツはほぼダメ。 『マジック』 祖父にマジックを仕込まれており、その為、自らもプロのマジシャン顔負けのマジックを行う事が出来る。 そのほか、そんな手先の器用な一面を活かし、スリなども行う(ただし犯罪には使っていない)。 『スケベ』 スカートから見えるパンツの色で不動高校の先輩の名前がわかるという無駄な特技まで持っている。 ただし、桜樹るい子(「学園七不思議」)や宗像さつき(「魔神遺跡」)以外の先輩の多くは初対面として扱われる事が多い為、別に先輩全員がわかるわけではない。 「魔術列車」では、目隠しして身体に触れるゲームを婦警たちと行っており、その際には次々と相手のバストサイズや体格で名前を当てている。 『ゲーム』 テレビゲーム好きで、そこそこ強い。 これは時代によって内容が代わり、かつては「バーチャで酔拳のジジイ使えば負けない」と言っていったが、最近はスマホでアプリをやっている。 それに限らず、知的ゲームは相当得意で、将棋や囲碁は、ほぼ未経験でも経験者をうならせるレベルの腕前を持つ。 『死神』 行く先々で殺人事件に巻き込まれるという特異体質であり、現時点で70件以上もの殺人事件に偶然巻き込まれている。 中には、「邪宗館」、「狐火流し」など、事件そのものがはじめの行動が遠因となって発生しているケースも……。 ただし、一方で、逆に、「氷点下15度の殺意」のように、金田一がいなければ死人が出ていたのを、彼の救護で重症レベルで済ませた事件もあるほか、「悲恋湖伝説」では、ある登場人物が「酷い事件を解決する為に天命が君を呼んだ」と解釈している事もある。 『男性的魅力?』 女性関係では、上述の通り幼馴染の七瀬美雪と両想いであるが、なかなか進展していない。ただし、「グランドフィナーレ」では、キスを交わしており、それ以前にも抱き合う描写などもある。 また、アイドルの速水玲香にも好意を寄せられており、金田一自身も「好みのタイプは玲香」であるとしているが、やはり本命は美雪。好みのタイプと本命はやっぱり違う。とはいえ二股もかけようとする。 ちなみに、美雪によると、金田一の初恋は小学校の時の共通の幼馴染であった高森ますみ(「仏蘭西銀貨」)であると言っているが、金田一自身がそうした素振りを見せる描写はない。 作中では、「怪盗紳士の殺人」の和泉さくら、「天草財宝伝説」の三浦エミリ、「雪影村」の太刀川都、「邪宗館」の常葉瑠璃子など、多くの女性キャラに好意を寄せられている。 【人物背景】 誰よりも犯罪を憎み、誰よりも犯罪者を憎まない少年。 かの名探偵・金田一耕助の孫(母方の祖父)にして、IQ180の天才高校生。 東京都不動山市内にある私立不動高校の2年生で、8月5日生まれの獅子座(公式ガイドブックでは昭和53年とされているが、この辺はサザエさん時空なので気にしてはいけない)。本籍は埼玉県。B型。 普段は成績が悪く、運動音痴で、サボリやエスケープも行う劣等生で、学校では先生に怒られる事もしばしば。スケベでお調子者で、酷い時は「屋上からバンジージャンプして遊んで大怪我する」など、おふざけで大けがをする場面も。 しかし、そんな彼もひとたび事件が起こると祖父譲りの推理力や冷静さ、そして犯罪を許さない正義感で殺人の犯人たちを暴いていく。 幼馴染の七瀬美雪とは両想いだが進展せず、「金田一少年の事件簿」では大半の事件で彼女と共に事件に巻き込まれる事になる。 決め台詞は、「ジッチャンの名にかけて!」、「謎はすべてとけた!」。 【方針】 聖杯戦争からの脱出。 【備考】 不動高校では、はじめが解決したいくつかの事件が発生していなかった形に改竄されています。 ただし、「オペラ座館殺人事件」の剣持警部や「悲恋湖伝説殺人事件」のいつきさんのように、事件を通してコネクションが出来たレギュラーキャラについては、はじめとの関わりがある物として扱われているかもしれません。 また、承太郎は、令呪についてははじめに話していません。 候補作投下順 Back 式野会長&キャスター Next 鞠山雪彦&アーチャー